非接触型体温計の導入効果はある?医療用との違いも解説

  • 2021.04.23
  • 更新日:2021.07.15
  • 非接触型体温計
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非接触型体温計の導入効果はある?医療用との違いも解説

非接触型体温計の導入効果はある?医療用との違いも解説

非接触型体温計の導入効果はある?医療用との違いも解説

感染症の流行により、公共施設や店舗など、あらゆる場所で非接触型体温計を目にするようになりました。

非接触型体温計とひとことで言っても、ハンディタイプのものやビデオカメラで撮影してモニタに出力するもの、タブレットのような画面で検温と体温表示を同時にするものなど、さまざまなタイプがあります。

現在非接触型の体温計の導入を検討している方は、どのような場所でどのような用途に適した機器が使われているのかを確認し、最も効果的なものを選択することが大切です。

本記事ではさまざまな仕様の非接触型体温計の導入効果に加えて、医療用の非接触型体温計との違いも解説します

 

体温を習慣的に測定することで守れる未来

従来から、感染症の感染防止に効果がある方法として、手洗いや消毒、マスクの着用などが推奨されてきました。

新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスは、くしゃみや咳、唾などによる飛沫感染や、ウイルスの付いたものに触った手で鼻や口などの粘膜を触ってしまうことによる接触感染で拡大しています。

そして、感染している人や感染の疑いがある人との近距離での接触を避けることが感染防止対策として効果があるといわれています。

 

感染者の主な症状のひとつとして、発熱という症状があります。

まずは体温を測定して発熱した人を見つけること、そして感染していない人から隔離することが感染防止対策として効果的だと言われています

体温を習慣的に測定することで、感染を防止する効果が期待できるのです。

家庭内での検温も大切ですが、会社や店舗、施設運営に携わっている場合は、社員や顧客の健康のみならず、その家族の健康を守るために効果的な体温測定機器の導入を検討しましょう。

 

非接触型体温計の種類とおすすめの使用シーン

体温を測定することは感染拡大対策として効果が見込まれていますが、従来から使われてきた脇の下に挟むタイプの体温計を使い回すと、毎回体温計を消毒しなければならないので手間もリスクも発生します。

そこで、体温測定時に人の手を介さない非接触型体温計の導入が進んでいます

しかし、先に紹介した通り、非接触型体温計にはさまざまな種類があり、効果的な機器を選ぶのはなかなか大変です。

ここからは、非接触型体温計の種類と効果を得やすいおすすめの使用シーンについてお伝えします。

 

ハンディタイプの非接触型体温計

まずは、ハンディタイプの非接触型体温計を紹介します。

片手で握れるハンディサイズの非接触型体温計で、測定担当者が体温計を手に持ち、対象者の額や手首などに体温計のセンサーを向けて測定します

来訪者にハンディタイプの非接触型体温計を提供して自分で測定してもらうこともできますが、非接触型体温計に直接触れることになるため、施設や店舗のスタッフなど限定された人のみが測定するといいでしょう。

そのため、ハンディタイプは、来訪者にすぐに対応可能な小規模な店舗やオフィスの有人受付などにおすすめです。

しかし、どうしても人と人が接近して検温するので、来訪者と対面することによる感染リスクは避けられません。

また、多くの場合1点のみからの温度取得になるため、精度が低くなりがちです。

工数削減や感染リスクの回避、検温精度を求める場合にはハンディタイプの非接触型体温計はおすすめできません。

 

タブレット出力型の非接触型体温計

次に、タブレット出力型の非接触型体温計を紹介します。

タブレットに近づくことで、自分の姿と体温を画面に表示し、機器によっては音声で体温を知らせてくれます。

誰の体温を測定したのか一目瞭然で効果的な体温測定方法といえます。

体温計自体に来訪者が接することもなく、人の手も介さないので、感染症予防に効果の高い機器だといえます

小規模な店舗やオフィス、商業施設の中の店舗などにおすすめします。

 

カメラ本体のみの非接触型体温計

最後に、カメラ本体のみの非接触型体温計を紹介します。

カメラ本体で検知して、モニタやディスプレイに接続して映し出すタイプの非接触型体温計です。

タブレット型の場合は、来訪者一人ひとりが意識して指定距離まで近づいて、画面に自分の姿を表示させる必要がありますが、カメラを使った非接触型体温計は、カメラで撮影することで複数人の検温を同時に行うことが可能です

少人数を検温する場合にももちろんおすすめですが、中規模から大規模な店舗やオフィス、イベント会場や商業施設の大きな入口などで効果を発揮します。

 

医療用体温計と非接触型体温計の違い

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非接触型体温計は「体温計」と呼ばれてはいますが、測定できるのは「体表温度」、つまり表面温度です。

赤外線を使って表面温度を測るため、測定結果は、厳密には体内温度ではありません

それでも、非接触型体温計が多く用いられているのは、文字通り接触を避けて検温できることと、体内温度と体表温度の値が近いため発熱しているかどうかをチェックするという点では効果が見込めるからです。

しかし、測定場所によっては検温結果が大きく変わる可能性があることに注意しましょう

体表温度は測定場所の気温などに大きく影響を受けやすいため、適切な設置場所を選択し、適切な設定を行うことで効果を得られます。

非接触型体温計で体表温度が高い結果が出て、発熱の疑いがある場合は必ず医療用の体温計を使うように促しましょう

医療用の体温計とは、病院などの検温で用いられる脇の下に挟むタイプの体温計です。

もちろん、体調が優れない場合にも、すぐに医療用体温計を使って正しい体温を測定しましょう。

 

非接触型体温計を導入する効果

医療用の体温計で体内温度を測らなくても、体表温度を測ることでも感染症予防対策に効果がある非接触型体温計。

機器を導入することによって得られる効果は大きく分けて3つあります

 

関係者の安心材料になる効果

非接触型体温計を導入して得られる効果は、まず、関係者の安心材料になる効果です

会社であれば社員、商業施設や店舗の場合は店舗責任者だけでなく来店客、イベントの場合は運営者と参加者です。

感染症予防に効果的な検温ができる施設や店舗であることが分かれば、安心して訪れることができます。

 

リスクを抑えることができる効果

次の効果は、 リスクを抑えることができる効果です。

非接触型体温計を使えば、対面で検温するときの接触リスクを効果的に抑えることができます。

さらに、発熱者がいた場合には、適切に隔離対応をし、さらなる感染拡大が起きるリスクを抑えることが可能です

 

管理者・運営者側の工数の削減ができる効果

最後に、管理者・運営者側の工数の削減ができる効果です。

非接触型体温計の中でも、特にタブレット型やカメラを使った測定方法は、適切に設置さえされていれば、自動的に体温を測定するため、スタッフの手を煩わせることがありません

工数削減をしつつかつ効果的に検温をすることが可能です

 

おすすめの非接触型体温計5つ

非接触型体温計のニーズが高まったことで、さまざまな製品が生まれ、多様なサービスが登場しています。

確かな効果を実感できる、おすすめの非接触型体温計を5つ紹介します。

 

ブライトコンサルティング株式会社

brightconsulting

ブライトコンサルティング株式会社の「AI体温センサーカメラ」は、電源とモニタさえあればすぐに設置が可能と手軽ながら、非接触で瞬時に複数人の検温が可能です。

最大20人の検温を同時に測定可能なため、公共施設や商業施設などの人通りが多い場所にも適しています

発熱者を検知するとスマホアプリへ通知が送られ、発熱者にすぐ対応することができます。

レンタルプランを選択した場合は、契約期間を含まない最初の1週間は無料お試し期間が設けられているため、実際に使用する環境に設置して効果や使用感を確認できるのでおすすめです

【特徴まとめ】

  • 費用体系:一括購入またはレンタル(料金要問い合わせ)
  • 測定距離:1.5〜3m
  • 誤差:±0.5℃
  • 同時検知可能人数:20人(最大)
  • 測定速度:1秒以下
  • AIの有無:有
  • 保障内容やサポートサービス:先出しセンドバック・設置代行サービスほか
    レンタルは本体/モニター/モニター台がセット。購入は本体のみ。

https://growth-link.net/link.php?i=pgo90f6csk5h&m=5dad6df7af8aaお問合せはこちら】
ブライトコンサルティング株式会社

 

株式会社NTTPCコミュニケーションズ

株式会社NTTPCコミュニケーションズが提供するカメラ型非接触型体温計「AIサーマルソリューション」。

モバイルSIM内蔵のオールインワン型で、配線工事不要で簡単に設置可能。

カメラの前を通過するだけで多人数を同時に通行して自動で測定します。

AI顔検知アプリをPCにインストールすることで、通行する社員の体表温度をチェックすることができます。

内蔵マイクで管理者側と端末側で音声によるコミュニケーションも可能です。

【特徴まとめ】

  • 費用体系:要問い合わせ
  • 測定距離:5m(最大)
  • 誤差:±0.5℃
  • 同時検知可能人数:20人程度(最大)
  • 測定速度:一時停止せずにウオークスルーで測定
  • AIの有無:有
  • 保障内容やサポートサービス:サーマルカメラとルーター、通信用SIMの3つで1パッケージ

 

Smart&Security

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Smart&Securityは、ディスプレイタイプの非接触型体温計「AI温度検知ソリューション」を提供しています。

機器の購入費用は実質無料で、保守サポートも10,000円程度と安価です。

AI顔認証で10,000点の温度点を測定、体表温度と体温、室温の3種のビッグデータからディープラーニングを行い精度を高めたAIを用いた効果的な測定が可能です

【特徴まとめ】

  • 費用体系:実質負担0円
    ※保守サポート料金がかかります
  • 測定距離:1.2m(最大)
  • 誤差:±0.4℃
  • 同時検知可能人数:顔認証登録
    Basicプラン5人/Professionalプラン2万人
  • 測定速度:一時停止せずにウオークスルーで測定
  • AIの有無:有
  • 保障内容やサポートサービス:
    保守サポート 月額Basicプラン10,780円
    Professionalプラン14,080円 ※税込価格


【お問合せ・お見積もりはこちら】https://growth-link.net/link.php?i=pgm5t0grxnn7&m=5dad6df7af8aa
Smart&Security

 

X Thermo Pro

X Thermo Proは、タブレット型の非接触型体温計に勤怠管理機能と消毒液の噴霧器機能を備えた製品です。

来訪者には検温と音声やメッセージなどによるマスク着用の注意喚起が行われ、手元で消毒液の噴霧が行われます

さらに、スタッフを登録すると検温のほか、AIによる顔認証が行われ出退勤の記録が可能。

10台以上購入予定の場合は、無料デモ機を7日間レンタルできる特典付きのため、効果を感じてから導入できます。

【特徴まとめ】

  • 費用体系: 一括購入(138,000円)※税込価格
  • 誤差:±0.2℃
  • 同時検知可能人数:1人
    120,000人のデータ保存が可能
  • 測定速度:0.2秒
  • AIの有無:有
  • 保障内容やサポートサービス:記録した勤怠データをエクスポート可能

 

AI検温モニタ KAOIRO(カオイロ)

「AI検温モニタ KAOIRO(カオイロ)」は、AIによる顔認証技術を活用した非接触型体温計です。

マスクを着用したまま検温、認証が可能で、20,000人のデータベースを管理できます

測定した検温データは、USBメモリからパソコンへ取り込むことが可能で、さらにクラウド版を利用すればリアルタイムでエクスポートが可能です。

【特徴まとめ】

  • 費用体系: 要問い合わせ
  • 測定距離:1m(最短距離0.5m)
  • 誤差:±0.2℃
  • 同時検知可能人数:1人(20,000人のデータ保存が可能)
  • 測定速度:1秒以内
  • AIの有無:有
  • 保障内容やサポートサービス:
    別料金で初期設定(温度や音声等の初期設定)
    クラウド版(PCで顔認証、検温ログ確認)に仕様変更
    消毒液自動噴霧器の提供が可能

 

まとめ

非接触型体温計を導入する効果は、体表温度を測定するものであっても、十分にあることが分かりました。

不特定多数の来客があるような施設や、会社のスタッフの健康を守るため、感染予防対策に効果的な非接触型の体温計をぜひ導入しましょう。

ただし、きちんと効果が出せるような適した場所に設置し、設定をしっかりしておくことが大切です。

社内で体温測定に詳しいスタッフがいるのなら、機器のレンタルや購入をすれば非接触型体温計の導入がスムーズに進み、すぐに効果を出すこともできるでしょう。

しかし、そのような人材がいないのであれば初期設定や導入後のサポートに対応できる事業者に依頼することをおすすめします。

機器を無料でレンタルできるサービスを設けている事業者もありますので、まずはぜひ試してみて、その効果を実感してみましょう

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